九谷焼 鏑木商舗
Corporate Profile
「味のある、よい九谷焼を広く全世界の顧客に伝える」
当舗は文政5年(1822年)、徳川11代将軍家斉の治世に九谷焼最初の商家として金沢で創業しました。当時は加賀藩が、再興九谷として九谷焼の復活・復旧を推進し、当舖はその一躍を担っていました。各窯より仕入れた商品の販売のみならず、当舖工房に陶画工を集めて絵付けを行っていたようです。九谷焼の価値を世界に広めるという創業の精神に徹し、日々挑戦しています。
実績
- 2002年日韓共催KOREA/JAPAN 2002 FIFA WORLD CUP公認グッズ製作
- 2008年フランス国際見本市「メゾン&オブジェ」出展
Story
九谷焼は石川県の金沢市以南一帯で作られる磁器です。その歴史は17世紀中頃に始まり、輸出が栄えた19世紀末には万国博覧会等において数々の賞を受賞し「ジャパンクタニ」として世界中に名をとどろかせました。豪放華麗な加賀百万石文化の美意識に強く影響された、九谷五彩(緑・紺青・黄・紫・赤)といわれる鮮やかな色彩に金彩を加えた華やかな絵付けと、長い歴史に培われた多様な画風や色絵技法を特長としています。代表的な画風に古九谷(こくたに)風、木米(もくべい)風、吉田屋風、庄三(しょうざ)風などがあります。
Interview
7代目であった父親がある日突然他界したため、私はいきなり8代目になりました。先代から何か教えてもらった訳でもなく、急な代替わり。ですから、ある意味私は、8代目でありながらも、今の鏑木の初代でもあると考えています。だからこそ、もう一度原点回帰が大切だと考えています。今の九谷焼業界を守るためには、発展させることが必要で、そのためには攻めの姿勢で行かなければなりません。「九谷焼=鏑木」ではなく、「鏑木=九谷焼」と言われるような、九谷焼界を率いる世界の鏑木を目指して頑張っています。八代当主 鏑木基由
Recommendation
九谷焼で、本格的なワイングラスを―。およそ370年の時の流れに培われた九谷色絵の技術がヨーロッパのワイン文化と出会い、美しいワイングラスが誕生しました。このワイングラスはボウル部分がガラス、ステムが九谷焼で出来ています。ワインを注ぐボウル部分には世界的なガラスウェアの老舗シュピゲラウ社との提携により、合理的で優雅なフォルムのグラスを採用。様々なワインやシャンパンがお楽しみいただけるよう、5種類のタイプをご用意しました。ステム部分には、九谷焼の伝統柄や現代的なデザイン等、華やかで多彩な絵付けが施されています。数十種類あるステムデザインは全て一つひとつ手書きで描かれており、美味しいワインとともに九谷色絵の美を技もお楽しみいただけるようになっています。そして、このガラスと九谷焼をつなぐのは、グッドデザイン賞を受賞した接着技術。確かな強度を持つ、優れた技術を採用することにより、安全・安心の品質をご提供します。
九谷焼 鏑木商舗
“Kutani“ porcelain KABURAKI Co.,Ltd.
URL: http://kaburaki.jp/
住所: 石川県金沢市長町1丁目3-16
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