株式会社 二葉
Coporate Profille
「創業100年の扉を開く江戸染色に賭けた二葉苑」
二葉苑は1920(大正9)年の創業以来、先人たちが培ってきた江戸染色の 技術を継承してきた。機械化され、大量生産が進む染色の世界で、職人の手による技術にこだわり、繊細な美しい文様が広がる『東京染小紋(江戸小紋)』を心を込めて作り続ける。2003年のロンドンの日本大使館「江戸更紗・小紋展」を皮切りに、活動の幅を日本のみならず世界へと広げている。現在は主にフランスで江戸更紗・小紋の技術を生かしたスカーフが人気を博している。
実績
- “Edo komon and sarasa exhibition” at Embassy of Japan in London,2003
- Maison&Object Paris,2007/2008
- “Cool Japan in Ambiente Frankufrut ” in Germany,2008
Story
染色の長い歴史の中で江戸時代は、染色の技法が飛躍的に発展した時代です。 政治経済の中心が江戸に移り、武士も庶民も生活文化を楽しむようになっていきました。幕府に統制されて派手なお洒落は出来ませんでしたが、お洒落をしたいというニーズは高まるばかりです。そうした人々の気持ちに応えて、江戸の職人たちは工夫を重ねました。その結果、遠くから見ると無地だけれども、近くに寄って見ると繊細な文様が描かれている「江戸小紋」。中近東にルーツをもち、茶色の中にエキゾチックなデザインが施される「江戸更紗」が誕生しました。
Interview
弊社にとって何よりも大切なのは、愛着を持って弊社の染め物を使っていただけるお客さんの手元に商品が届く事です。弊社の染め物に愛着を持っていただけるよう、毎日心を込めて一つひとつ手作りしています。ですから、弊社の工房は、ガラス張りになっていて自由に見学していただけます。ぜひ実際に足を運んでいただき、弊社の技術をお客様の目で確かめていただきたいと思っています。我々は、これからも一人でも多くの方と良いつながりを持ち続けていけるよう努力して参ります。小林元文
Recommendation
古来からの染色技法『江戸更紗』と『江戸小紋』を用いたスカーフ。古典的な素晴らしいモチーフを、モダンに見せるため、カラーハーモニーを斬新なものにするよう意識しています。古典柄を活かせるように、ふち柄に日本古来の縞模様や、『ぼかし』という技術を使ったボーダーを配したり、そしてそのカラーリングには昔ながらの日本の『長襦袢のハッとするような朱色ピンクや緋色(ひいろ)』や『夏の代表である清涼感たっぷりのブルー:百群(びゃくぐん)』、『高貴なグリーン:翡翠色(ひすいいろ)』等の配色で、身につけた際に目を奪われるようなエキセントリックな色を出せるよう、時間をかけて職人の手で染め上げて行きます。素材は、代表的な着物素材の里『丹後シルク』から、古くシルクロードの歴史を誇る『インドの織物』をも使用。羽衣のような触感と日本らしい季節感を重視した新しい感覚の天然素材にこだわっています。今までどこにもなかった『日本の伝統』と『西洋の感覚』がコラボレーションした新しい世界観をお楽しみください。
株式会社二葉
Futaba Inc., Ltd.
URL: http://www.futaba-en.jp/
住所: 東京都新宿区上落合2−3−6