株式会社 江戸切子の店 華硝
Coporate Profille
創業67年になる華硝では伝統的な意匠を保ちつつも独自の繊細で美しい紋様を考案し、芸術性の高い江戸切子を創作いたしております。また全ての作品を天然の材料を用いた伝統的な「手磨き」を独自に改良し、硝子本来の特徴を最大限に活かした制作を行っております。
その独自の紋様の中でも「米つなぎ」は一見シンプルな紋様ではありますが、華硝が培かってきた創意工夫によって編み出された技術と感性の集大成の一つといえるかもしれません。2008年には洞爺湖サミットの国賓向けの贈呈品として贈られたのを始めとして、各国の要人向けのギフトとして多数選ばれ続けております。
Story
江戸切子とは、ガラスの表面にカットを入れて紋様を作る伝統工芸です。1834年(天保5年)江戸大伝馬町の びいどろ屋 加賀屋久兵衛が、金剛砂を用い、ガラスの表面に彫刻することを工夫したのが始まりです。明治期以後は人と技法の移転や海外からの技術導入により、江戸においても色被せガラスの技法・素材も用いられるようになりました。色ガラスの層が薄く鮮やかで美しい江戸切子。その文様としては、矢来(やらい)・菊・麻の葉、籠目模様など生活の中に密着した身近な和の繊細な柄が用いられます。
Interview
我々が、江戸切子の新たな境地を求めて、華硝ランプ事業をはじめて5年経ちます。おかげさまで少しずつお客様に認知していただき、新たな魅力的な商品としてご愛好いただいております。我々は、ただの作り手ではなく、プロデューサーであり、デザイナーであり、作り手でもあるのです。直接販売することによってお客様のニーズを日々感じながら、現代にあった世界に一つしかない逸品、また贈り物やギフトまで様々な江戸切子を取り揃えております。華硝が生み出す繊細な商品を、ぜひ手に取って、感覚で味わって頂けますと幸いです。熊倉隆行
Recommendation
弊社で考案したオリジナルの紋様。縦に並んだ粒の形が米粒に似ていることから「米つなぎ」と命名された。
一粒一粒が同じ大きさのように見えるが、粒と粒とがくっついてはデザインとして成立しないためガラスの厚さ、色の濃淡や厚みの微妙な差を読み取りながらカットするためごく僅かではあるが大きさが異なっている。熟練した者だけがその微妙な違いを読み取り「完全なかたち」として表現されている。華硝の工房の中で社長のみがこの技を持ち、世界で一人しかできない技術である。
そこに独自の研磨の技術を組み合わせることによって、見た目はシンプルであるが光が当たるとまるでダイヤのような輝きを放ち華やかな印象のガラスとなる。使っている素材は環境問題として挙げられている鉛が含有したクリスタルグラスではなく、鉛を一切含まないガラスで作られている。
この高度な技術とデザインが評価され、2008年に行われた洞爺湖サミットの国賓向け贈答品として選ばれた。
株式会社 江戸切子の店 華硝
Edokiriko’s Shop Hanashyo Co., Ltd.
URL: http://www.edokiriko.co.jp/
住所: 東京都江東区亀戸3丁目49−21